こんばんは、たらこすぱ(@tara_cospa)です。
サプリメント管理士の資格を持っています。
シミと栄養は密接に関係しています。
今回は知ってそうで意外と間違っていることもある『シミ』の原因や対処方法についてお伝えします。
Contents
シミの原理
シミの主な原因はメラニン色素の大量排出によるものです。
紫外線や有害物質により肌が刺激されると、基底層の奥に入り込むことを防ごうとしてメラニン色素が大量に排出されます。
このメラニン色素の表皮残留が「シミ」です。
通常は時間の経過とともに剥がれ落ち、皮膚の色も元に戻ります。
しかし、ターンオーバーサイクルが遅れていたり、強い日差しに長時間当たることで表皮に残ったままになります。
さらに皮膚の弾力も低下し、シワも増えます。
シミの種類
一言でシミといってもいくつか種類があります。
- 肝斑(かんぱん)…治りにくいとされているシミの1つです。主にホルモンバランスの乱れが原因です。
- 雀卵斑(じゃくらんはん)…いわゆるソバカスです。遺伝が主な要因です。
- 光老化性色素斑…紫外線によるダメージでメラニン色素が過剰に活性化されることで現れます。
- 炎症性色素沈着…ニキビや傷痕などが原因で現れます。
- 花弁状色素斑…強い日差しによる日焼けが原因とされる背中に現れるシミです。
シミの原因
前述したシミの種類でお察しの通り、大体は外的要因が多いです。詳しく見ていきましょう。
- 間違ったスキンケア
- 摩擦などの刺激
- ニキビや傷が痕になって残るもの
- 紫外線(光老化)によるダメージ
- ストレス
- 生活習慣の乱れによる新陳代謝の遅れ・老化現象
- 妊娠などによるホルモンバランスの乱れ
- 病的・遺伝的要因
多いようにみえますが、正しいスキンケアである程度対策できます。
ほとんどは紫外線などの外的要因なので、外出前、帰宅後のケアで予防しましょう。
紫外線のいろいろ
ところで、紫外線には3種類(UV-A、UV-B、UV-C)あるのをご存知ですか?
夏場などの強い日差しによる紫外線は主にはUV-Bと呼ばれるもので、この期間は皆さん日焼け止めなどで対策されていると思います。
UV-Bは遺伝子DNAによる吸収率が高く、発ガン性にも結び付くと言われています。
その他にUV-Aというものがあります。これは生活紫外線とも呼ばれていて、我々はこれを年中浴びています。
UV-Bほど刺激的ではありませんが、長期間の積み重ねでシミやシワの原因となる厄介な紫外線です。
入浴の際は表皮の汗や汚れを確実に落とし、入浴後も潤いを与えてターンオーバーサイクルを保ちましょう。
シミに有効な成分ってなに?
ビタミンA
皮膚の生成に密接な関係があります。
豊富な食べ物…ニンジン・ほうれんそう
ビタミンB群
ビタミンB12
色素沈着の予防になります。
豊富な食べ物…レバー・牡蠣・サンマ
ビタミンB6
肌の新陳代謝を促進します。
豊富な食べ物…カツオ・マグロ
ビタミンC
どんな要素にも必ずと言っていいほど必要な栄養素です。
体内潜伏時間が少ないのでこまめに摂りましょう。
豊富な食べ物…赤ピーマン・レモン
ビタミンE
老化予防に効果的です。
豊富な食べ物…ナッツ類
ミネラル
亜鉛
加工食品に偏りがちな人に効果的です。
豊富な食べ物…牡蠣
セレン
老化促進を予防します。
豊富な食べ物…マグロ・ブリ
鉄
体内のエネルギー生成に効果的です。
貧血気味、妊婦さんには摂取していただきたい栄養素です。
豊富な食べ物…納豆
できてしまったシミはどうすればいい?
既にシミがある人でも、ターンオーバーサイクルを整えたり、食生活の見直しや睡眠などで症状を抑えられます。
深刻な人は皮膚科での治療も必要になる場合もあるかもしれませんが、日常生活で治せるのであれば、そちらのほうが良いですよね。
このように、上記食べ物を1回の食事で摂取することはほぼ不可能です。
にもかかわらず、人間が本来1日に必要とする栄養素は驚くほど多いです。
ビタミン豊富で新陳代謝を高めてくれるサプリメントを試しに飲んでみましょう。
シミの基本予防はスキンケアや食生活の見直しで問題ありません。
1日中外出した際はその後の入浴でしっかりケアしましょう。
足りないと思った栄養は、日々の食事で補えない場合はサプリメントで補いましょう。