栄養素

ミネラルってなに?最低限知識を覚えよう!ミネラルのいろいろ

皆さんこんばんは、たらこすぱ(@tara_cospa)です。

サプリメント管理士の資格を持っています。

栄養と聞くと一番に思い出すのは、ビタミンとかではないでしょうか。

確かに、ビタミンはめちゃくちゃ大事です。

しかし、同じくらい大事な栄養素に「ミネラル」という栄養素があります。

ミネラルは、カルシウムやリンなどの様々な栄養素を総称してミネラルといいます。

今回は、今さら聞けないミネラルの最低知識とその重要性についてお伝えします。

最低限の知識!ミネラルを覚えよう

ミネラルとは、体内では合成されない栄養素です。

自然界に存在する動植物の構成成分は主に2種類です。

有機質…人体の構成成分の95%を占める。三大栄養素やビタミンなど
無機質…有機質以外の部分。亜鉛やカリウムなど。

この2種類のうち、無機質の栄養素を総称してミネラルと呼んでいます。

また、このミネラルのうち、種類ごとに以下に分けられます。

多量ミネラル…カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、マグネシウム
微量ミネラル…亜鉛、銅、ヨウ素、マンガン、鉄、セレン、クロム、モリブデン

ミネラルの役割

 

冒頭でも説明した通り、ミネラルは何種類もの栄養素の総称です。

カリウムやリンなど、各々に特有がありますが、ミネラルの生理的機能は大きく分けると以下になります。

★体構成分

  • 骨や歯など、固い組織の構成分…カルシウムなどが代表
  • 細胞膜など、柔らかい部分の構成分…リンなどが代表

★体調節機能

  • 体液の浸透圧を正常に保つ…栄養素を体内に入れる、代謝物を外に出す際に浸透圧は重要です。
  • 筋肉や神経の働きを正常に保つ
  • 体液のpH値を微アルカリ性に保つ

など

種類別解説

カルシウム

体内のカルシウムのうち、99%は骨や歯に存在しますが、残り1%は遊離し、汗や尿で流れてしまいます。

この1%を、食物から摂取する必要があります。

以下、カルシウムの作用です。

  • 細胞の分裂、増殖に関与
  • 網膜細胞に関与
  • 神経細胞の興奮を制御
  • 血液凝固に関与
  • 骨格筋、心筋、平滑筋の収縮に関与

カルシウムの吸収に影響を与えるもの

吸収を促進するもの…ビタミンD、マグネシウムなど

吸収を阻害するもの…シュウ酸、リン酸など

カルシウムパラドックスという言葉を覚えよう

【カルシウムパラドックス】とは

カルシウムの吸収を阻害する栄養素として、シュウ酸やリン酸が挙げられます。

シュウ酸はチョコレート、リン酸は牛乳などの乳製品に含まれています。

つまり、カルシウムを摂ろうといって牛乳を多量に飲んでも、同時にリンによって吸収を阻害されてしまいます。

背を伸ばそうと思って牛乳を大量に飲んでも、それは根本的な背の伸ばし方ではないということです。

牛乳を飲んでこなかった人でも、背の高い人はたくさんいます。

また、肉や魚にもリンが多量に含まれているので、食が偏っている人はカルシウムが不足しがちです。

  • 酸素運搬の手助け
  • 酵素を活性化させ、エネルギー生産に関与
  • タンパク質の代謝に関与
  • 美容に効果的

 

★鉄の欠乏について

鉄は他の栄養素に比べ、吸収率が非常に低いです。

また、女性の場合は生理などで必然的に鉄が欠乏しやすいです。

以下の症状の場合は鉄やビタミンを多めに摂取してください。

  • 顔や皮膚が青白い
  • 疲れやすい
  • 動機や息切れがする
  • 食欲不振
  • 無気力
  • 貧血

その他のミネラル

リン

体液の浸透圧やpH値を正常に保つ。糖質の代謝に関与。神経や筋肉の機能を正常に保つ

マグネシウム 高血圧を改善。血液凝固を抑制。抗ストレス作用
カリウム 心臓発作の抑制。体内のカルシウムの遊離を防ぐ。炭酸ガスの排出を助ける
関節炎の治癒を助ける。ビタミンCの代謝を助ける
ヨウ素 甲状腺ホルモンの手助け
マンガン 酵素の活性化に関与
セレン 免疫機能を上昇。抗ガン作用
塩素 血中の酸とアルカリのバランスを調整。老廃物の排出を手助け
亜鉛 細胞生成に関与。ビタミンAの代謝に関与。アルコール分解に関与。コラーゲンの生成に関与。乳酸の除去に関与。
クロム 糖尿病の予防。動脈硬化、高血圧の防止。
フッ素 虫歯を防止。骨の強化。

この他にも「コバルト」や「ケイ素」などがありますが割愛します。

一番覚えてほしいミネラルは、「セレン」「亜鉛」「クロム」です。

超重要です。毎日摂取してください。

ミネラルが豊富な食材ってなに?

 

一部ですがご紹介します。

  • カルシウム…牛乳などの乳製品、ほうれん草など
  • 亜鉛…牡蠣、ナッツ類など
  • カリウム…ひじき、緑黄色野菜など
  • 鉄…レバーなど
  • マグネシウム…ナッツ類、ジャガイモなど

サプリメントでミネラルを補おう

私は、サプリメント管理士です。

栄養士であれば、ミネラルを含んだ食材レシピなどを紹介できるでしょうが、そこまでの知識はありません。

私がここでお伝えしたいのは、これだけ多くの栄養素を1日で摂るのはほぼ不可能なので、手軽に補えるサプリメントを飲みましょうということです。

『予防』という観点からは、サプリメントは非常に効果的です。

「ミネラル」のサプリメントもありますし、「亜鉛」など単体のサプリメントもあります。

少しでも多くの人にサプリメントの重要性を知っていただければと思います。

まとめ

まずは自身の体調に合わせて、必要な栄養素を把握しましょう。

サプリメントはスーパーやドラッグストアで簡単に購入できます。

あまりに体調がひどい場合は無理せず医師に相談しましょう。