栄養素

三大栄養素ってなに?今さら聞けない三大栄養素のいろいろ

皆さんこんばんは、たらこすぱ(@tara_cospa)です。

サプリメント管理士の資格を持っています。

世の中で三大〇〇っていろいろありますよね。

三大絶景、三大珍味、三大都市、メジャーなものからマイナーなものまで様々です。

その中でも、三大栄養素という言葉があります。

はい皆さん、三大栄養素言えますか?それぞれどんな役割かご存知ですか?

また、最近では新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、健康志向がさらに高まりつつあります。

しかしながら、日々の食事だけで栄養は補えているものなのでしょうか?

コンビニ弁当や冷凍食品だけでは、コロナウィルスに対抗できる体作りはできません。

では、どのような対策が必要なのでしょうか?

今回は、今さら聞けない三大栄養素の種類と、それぞれの役割についてお伝えします。

この機会に覚えてしまいましょう。

三大栄養素とは

 

そもそも栄養素とは、大きく熱量素保全素に分かれます。

熱量素…生命維持・成長に必要なエネルギーを供給し、体の構成素になる栄養素。

三大栄養素が主な熱量素。

保全素…生命が円滑な代謝を営むのに必要な微量成分。

ビタミンやミネラルが主な保全素。

たらこすぱJr
たらこすぱJr
ちなみにこの三大栄養素とビタミン、ミネラルを合わせて「五大栄養素」というよ。

種類別紹介

タンパク質

三大栄養素のまず1つ目がタンパク質です。

タンパク質は、分子レベルのアミノ酸の集合体です。

かなりの集合体の為、一度に吸収できません。

そこで酵素の力を借りて、個々のアミノ酸に分解し、腸粘膜から吸収されるようにします。

たらこすぱ
たらこすぱ
タンパク質=アミノ酸が詰まったもの と覚えよう。

アミノ酸

アミノ酸も大きく分けて2種類あります。

可決アミノ酸…体内で合成、生成できるもの

→グリシン、チロシン、グルタミン酸など

必須アミノ酸…体内での合成が不可能なもの

→ロイシン、メチオニン、トリプトファンなど

必須アミノ酸の役割

イソロイシン 成長促進、肝機能を高める。神経系の働きを強める。血管を拡張する。
ロイシン 肝機能を高める。
リジン 成長促進、肝機能を高める。集中力を高める。
ヒスチジン 成長促進、ストレス予防
バリン 成長促進、血液のバランスを保つ。
トリプトファン 鬱病改善、睡眠障害改善。
スレオニン 成長促進、脂肪の蓄積を防ぐ。
フェニルアラニン 脳の活性化、血圧上昇の改善、鬱病の改善
メチオニン 鬱病改善、傷の改善。

どれもこれも体調管理に必須の栄養素です。

しかも体内で合成できないので、食べ物から摂るしかありません。

豊富な食べ物

 

  • まぐろ、かつお、サンマなどの魚介類
  • 牛肉、鶏肉などの肉類
  • 卵、大豆、チーズなど

脂質

2つ目が脂質です。

脂という漢字を使うので、良いイメージがないかもしれませんが、重要な栄養素です。

脂質は細胞膜・血液・ホルモンなどの原料となり、ビタミンA・D・Eなどの脂溶性ビタミンの吸収を助ける役割をします。

脂質ってイメージ悪くない?「脂」だし!

 

脂質はエネルギー源に最適です。

さらに、生きていくうえで必要不可欠な栄養素(必須脂肪酸)を含んでいます。

必須脂肪酸が不足すると、細胞機能の低下に繋がります。

イメージが悪いのは、ずばり「糖質の過剰摂取」が関係しています。

糖質を摂りすぎると、過剰分が体内で脂質に変化します。

その為、糖質ばかりの食事の場合、体内が脂質だらけになり、なかなか代謝されず、脂肪という形で体内の各部位に残ってしまいます。

これにより、肥満を招きやすくなります。

これが悪いイメージの原因です。

脂質単体が悪いわけではない。悪いのは糖質の過剰摂取。

脂肪酸の種類と働き

 

脂肪酸とは、炭素と水素が結合した化合物のことです。

こちらも2種類あります。

飽和脂肪酸…ステアリン酸など

不飽和脂肪酸…αリノール酸、γリノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、エンコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)など

※これらの不飽和脂肪酸を必須脂肪酸といい、体内合成不可能なので、食事から摂取する必要があります。

EPAは鮭やニシン、DHAはサンマやサバに含まれています。

リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸は食用油、マヨネーズなどに含まれています。

糖質(炭水化物)

 

最後は糖質です。

糖質は、 脳や神経系に関しては唯一のエネルギー源です。

燃焼スピードが速く、すぐにエネルギーに変換されます。

しかし、過剰摂取の場合、体内で脂質に変化し、肥満や動脈硬化などの生活習慣病を招く可能性があります。

摂りすぎには注意です。

糖質の種類

糖質も2種類あります。

多糖類…主に穀物に含まれる糖類。でんぷんなどが代表的。吸収が遅い

でんぷんは、体内で多段階で分解され、最終的にブドウ糖となって初めて吸収される。

二糖類…ショ糖や乳糖などが代表的。役割は多糖類とさほど変わらない。

単糖類…ブドウ糖、果糖、ガラクトースなど。吸収が速い。即効性にオススメ。

まとめ

さて、ここまでのご視聴ありがとうございました。

お気づきの人もいるかもしれませんが、三大栄養素はとても大事な栄養素です。

にも関わらず、体内で合成できず、食べ物から摂取しなければならないものばかりです。

また、過剰摂取は生活習慣病を招くリスクもありますが、不足しても欠乏症などの症状を招き、睡眠障害や鬱病を発症しかねません。

たらこすぱJr
たらこすぱJr
じゃあどうしたら適度な栄養を毎日補うことができるの?

ここで紹介したいのが、サプリメントです。

サプリメントは、日ごろの食事で摂れない栄養を補う食品としては最適です。

例えば1人暮らしの学生なんかは、栄養が偏りがちです。

私も1人暮らしの経験がありますが、特に魚に関してはなかなか食べる機会がありませんでした。

日常で摂れない分はサプリメントで補いましょう。

総括

三大栄養素は体内で合成不可能でありながら、必要不可欠な重要な栄養素

摂取量には十分注意する。

不足しがちな栄養を自身で把握し、それに沿ったサプリメントを選ぶ。