皆さんこんばんは、たらこすぱ(@tara_cospa)です。
自身のお腹に赤ちゃんがいる感覚ってどのようなものなのか、ふと考える時があります。
ましてや妊娠後期ともなると、お腹もかなり大きくなり、普段できていた作業が困難になる場合もあるかと思います。
さらに睡眠の際は寝返りを打つことが難しく、ずっと仰向けで寝るしかないような状況も出てくるかと思われます。
今回は、妊婦が睡眠の際に気を付けたほうが良いことについて記述していきます。
仰臥位低血圧症候群とは
これは「ぎょうがい ていけつあつ しょうこうぐん」と読みます。
妊婦が仰向け寝をすることによって起こる症状の1つです。
背中側を流れる下大静脈が、大きくなった子宮によって押しつぶされると、血液の循環が悪くなります。
どんな症状?
血液の循環が悪くなると、本来心臓へ戻るはずの血液が滞り、
「脈が異常に速くなる」「気分が悪くなる」「貧血気味になる」
などの症状が起こりやすくなります。
重症の場合は意識を失ってしまう場合もあります。
また、母子ともに体内の酸素供給量が低下しますので、この症状が続くと命の危険も伴います。
仰臥位低血圧症候群の解決策
身体を左側にして寝る
左向きで横になることで、下大静脈の通路を確保できます。
頭を高くして寝る
枕やクッションを敷き、15~30°高めにして寝ると楽になります。
また最近では病院のベッド同様、上半身を起こせるベッドも販売されていますので、オススメです。
そもそもお腹が張ってくると仰向けでは寝苦しく、自然と横向きになる方が多いと思います。
枕やクッションを使って、自身が落ち着く体制を見つけてみてください。
妊娠予期や中期は特に心配いりませんが、後期になると仰臥位低血圧症候群の恐れがありますので、寝る体制には注意が必要です。