みなさんこんばんは、たらこすぱ(@tara_cospa)です。
性交渉の際、最も使われている避妊具として知られているコンドームですが、南米では避妊率が低く懸念が広がっています。
そのなかで、先日アルゼンチンの会社があるコンドームを開発しました。
どのような商品なのか、企業の詳細等も含めてみていきましょう。
背景
米NPOのアルゼンチン支部より、エイズの治療や啓蒙運動に取り組む活動として、3万人を対象に調査を実施しました。

同国の男性のうち、避妊具を常に使っている人は14%、たまに使う人は65%、使っていない人は20%と、5人中1人は避妊していないという結果だったそうです。
開発は南米アルゼンチンのトゥリパン社
トゥリパン社とは、アルゼンチンで成人用品や避妊具を扱っている企業です。

1989年に「チューリップ」という成人用品を初めて出品します。
その後も新製品の開発を重ね、2006年には「医療製品の適正製造基準適合証明書」、2011年には「品質と環境の証明書」も授与されるほど、製品の信頼に努めている企業です。専用の研究室も設けています。
また、妊娠予防キャンペーンとして、街角でコンドームを無料配布したり、学生に性教育についての講義を行うなど、積極的に避妊を呼び掛けている企業でもあります。
製品のこだわりがすごい
ホームページに載っていた製品をいくつかご紹介します。

黒緑のパッケージ…暗いところで光る
赤のパッケージ…熱を帯びる
黄緑のパッケージ…殺精子剤配合で避妊率UP
青のパッケージ…厚みで耐久性に効果的
深緑のパッケージ…射精を遅らせ長時間の性行為を実現
黒のパッケージ…超薄型
ピンク、茶色のパッケージ…それぞれイチゴとチョコレートの香り
紫のパッケージ…冷却効果
など
それぞれ別売りの専用ジェルを使うことでより効果UP
これほど製品に熱心な企業が他にあるでしょうか。いや、ない。(反語)
新開発「同意なしでは開けられない」コンドーム
そして今回話題になっているのが、1人では開けられないコンドームの開発です。

コンドームが入ったこの箱は、側面の4つのボタン(計8つ)を両手で押しながらふたを開ける仕組みで、1人では開けられません。

画面のように2人で「せーの」で開けることができます。
現在はまだ限定品でイベントの参加者らに配られているようですが、今後はネットでも発売される予定とのことです。
ネットの反応は
「洗濯ばさみで挟んだら取れそう」
「合意がないなら使わなければ良い」
「ピルでいいじゃん」
冒頭でも話した通り、国によってはまだまだ避妊率は低いです。望まない妊娠を防ぐためにも、ぜひ普及してもらいたいところです。
これは、避妊率が少ない現状を気づいてほしいという企業からのメッセージである。
ありがとうございました。