皆さんこんばんは、たらこすぱ(@tara_cospa)です。
サプリメント管理士の資格を持っています。
栄養素といえば、皆さんが一番最初に頭に浮かぶのは、ビタミンCとかカルシウムあたりでしょうか。
確かにこの両者はすごく大事な栄養素です。
では、ビタミンKはどうでしょうか。
どのような栄養素かご存知でしょうか。
そもそもビタミンKの存在自体初めて聞いた人もいるのではないでしょうか。
また、最近では新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、健康志向がさらに高まりつつあります。
しかしながら、日々の食事だけで栄養は補えているものなのでしょうか?
コンビニ弁当や冷凍食品だけでは、コロナウィルスに対抗できる体作りはできません。
では、どのような対策が必要なのでしょうか?
そこで今回は、知られざるビタミンKの役割についてお伝えします。
Contents
ビタミンKの役割
血液凝固に関係
ビタミンKは、肝臓で作られるプロトロンビンの合成に関与しています。
プロトロンビンとは、出血を止める働きをする酵素です。
血中に存在し、いざ出血すると活性型トロンビンとなり、血小板やカルシウムイオンと共に血液を凝固させます。
つまり、ビタミンKの摂取量が少ない場合、プロトロンビンの合成も少なくなるので、出血した場合に止まりにくくなります。
カルシウムの代謝に関与
ビタミンKは、タンパク質の1種であるオステオカルシンの合成に関与しています。
オステオカルシンとは、カルシウムが骨に沈着する働きを促進する物質です。
つまり、ビタミンKが著しく不足すると骨の形成に影響が出てしまいます。
過剰摂取に注意?
水溶性ビタミン ~ビタミンB群・ビタミンCなど~
過剰に摂取してしまった場合でも、汗や尿で排出される
体内維持時間が少なく、その都度摂取しないと欠乏症の恐れがある
※それぞれ例外もあります。
脂溶性ビタミン ~ビタミンA・E・Dなど~
体内で貯蔵されるので、しばらく摂取していなくても欠乏症の心配がない
過剰に摂りすぎると代謝が間に合わなくなり、過剰症の恐れがある
※それぞれ例外もあります。
ビタミンKは水溶性?脂溶性?
さて、気になるビタミンKですが、脂溶性ビタミンです!
過剰に摂りすぎた場合、以下の副作用の恐れがあります。
- 血圧低下
- 吐き気
など
脳梗塞など、ビタミンKが持つ血液凝固作用が命取りになるケースもゼロではありません。
便秘薬などで知られるワーファリンには納豆菌が含まれており、ビタミンKによる血液凝固作用を抑え、血液をサラサラにする効果があります。
その他、カリウムや葉酸が血液に関する効果があります。
このようにビタミンKの摂取量には注意しなければなりません。
豊富に含まれる食べ物
- 緑黄色野菜
- アボカド
- バナナ
- 納豆
など
上記の食品や果物の中で、緑黄色野菜と納豆にはビタミンKが多量に含まれているので、特に毎朝納豆が欠かせないようなご家庭では、休日は違う食べ物を摂るのも良いかもしれません。
こんな症状がある場合はビタミンKを摂ろう
- 虫歯になりやすい
- 外反母趾による足の痛み
- 手足が痺れる
→カルシウムによる骨の形成にビタミンKが関与
手軽に摂取したい!ビタミンK
前述したように、ビタミンKは脂溶性ビタミンの為、体内で摂りだめが効きます。
適度な摂取であれば、欠乏症や過剰症の心配はありません。
しかし、緑黄色野菜も納豆も久しく食べてない人もいることと思います。
そこでオススメしたいのがサプリメントです。
サプリメントはドラッグストアやスーパーで簡単に手に入りますが、量や値段はピンキリです。
自身の体調や財布と相談して、ぴったりのものを買ってみてください。
ビタミンKは出血を止めてくれる大事な役割
骨も形成にも関与しているので、成長期の子供には不可欠
脂溶性ビタミンの為、過剰摂取は注意
摂取が難しい場合はサプリメントで補う